第6回:数字を追うのをやめたら、なぜか売上が上がった不思議な話

営業や販売の仕事に携わっていると、「売上を上げる」「目標数字をクリアする」というのは当然のミッションです。 今回のタイトルを見て、「売上を求めなくていいの?」と思われた方もいるかもしれません。

誤解のないように最初にお伝えしておくと、僕はプロとして数字を追い求めることは「大前提として当然」だと思っています。

ただ、ここで立ち止まって考えてみてほしいのです。

「あなたは、『数字だけ』を追いかける思考に陥っていませんか?」

実はこれ、20代の頃の僕がまさにそうでした。 今振り返ると、少し恥ずかしく、そして情けないお話です。

「誰のため」の数字だったのか?

当時の僕は、数字を出すことに誰よりも執着していました。 もちろん、建前としては「お客様のため」「一緒に働くスタッフのため」と言っていました。でも、今の僕から当時の自分を振り返ると、本音は全く違ったのだと思います。

「自分のプライドを満たしたい」 「周りから仕事ができる奴だと思われたい」 「上のポジションに行きたい」

結局のところ、自分の見栄や地位を守るために、ただ「数字だけ」を求めていたのです。

前回のブログで、強引な手法で積み上げた売上は必ず「歪み」を生む、というお話をしました。 「自分よがりな数字」を追い求めていた当時の僕にも、やはり大きな歪みが押し寄せました。

異常な数字を追いかけた結果として、お客様から厳しいご提言(クレーム)をいただいたり、一緒に働く仲間たちに多大な迷惑をかけてしまったり……。 幸いなことに、僕はさまざまな出来事をきっかけに「これではいけない」と気づくことができました(そのきっかけとなった具体的なエピソードは、また別の機会にお話ししますね!笑)。

もしあの時、歪みに気づかずに「数字だけ」を追いかけ続けていたらと思うと、今でもゾッとします。

辿り着いた、究極の営業術「正直な接客」

歪みに直面し、もがきながら僕が辿り着いた答え。 それは、「正直な接客」が一番売れるし、一番強いということでした。

営業の現場にいると、大人の事情(オプションの獲得や、個人のインセンティブなど)によって、心からおすすめできないものでも提案しなければならない場面があるかもしれません。

でも、その提案の動機が「自分の数字(利益)のため」になっているなら、それは必ずお客様に伝わり、歪みになります。

僕自身、接客のスタイルを「正直」に変えてから、面白い変化が起きました。

無理にクロージングをして、一人のお客様から一回きりの異常な売上をいただくことがなくなりました。その代わり、

「服部さん、本当に正直に教えてくれてありがとう」 「信頼できるから、私の家族の携帯もお願いしたい」 「友達が買い替えるって言っているから紹介するね」

と、お客様が新しいお客様を呼んでくださり、紹介の輪が広がっていったのです。結果として、トータルでの成果は以前よりも遥かに大きくなりました。

精神衛生が整うと、パフォーマンスは最大化する

そして、もう一つ大きなメリットがありました。それは「自分自身の心がすごく楽になったこと」です。

周りに対する見栄や嘘がなくなり、いつでも正直でいられるようになったことで、精神衛生が劇的に良くなりました(笑)。 営業職にとって「メンタル」の維持は本当に命綱です。心が正直であると、日々の体調や機嫌、感情がとても安定します。

いつも機嫌よく、ブレない状態で目の前のお客様と向き合える。 だから、さらに信頼されて選ばれる。

僕が結果として「現場でNo.1」の成果を出せたのは、自分の才能ではなく、「自分が一番正直でいられた時」だったのです。

当たり前のことを、経営でも、仲間たちにも

「嘘をつかない」 「正直に向き合う」

文字にすると、子供でも知っている当たり前のことです。 でも、プレッシャーがかかる現場において、この当たり前を貫くのは、実はとても勇気がいることです。だからこそ、僕はこれを「大切な技術」として守り続けたい。

これは営業だけでなく、経営も同じです。 クライアントやお客様に対してはもちろんのこと、今、僕を信じて一緒に走ってくれているWSGの仲間たちに対しても、僕は常に正直であり続けたいと思っています。

さあ、今日も珈琲館での執筆を終えて、心穏やかに次の「志事」へ向かいます! 皆さんも、自分に正直な一週間を過ごしてくださいね。

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執筆者:wakuwaku.s.g